12月6日は何の日?

今日12月6日は聖ニコラウスの日(Nikolaustag)です。
ドイツではこの日にサンタクロースが来ます。アメリカのようにクリスマスイブに煙突からは降りてきません。

先日のビレロイ&ボッホさんでこんな話をさせていただいたのですが、今のクリスマスの習慣でドイツあるいはドイツ語圏が発祥となっているものがいくつかあります。クリスマスツリー、アドヴェントカレンダーなどもそうです。さらにはクリスマスツリーのあの丸いガラス玉の飾りもドイツ東部の職人が作り始めました。元々はリンゴやクルミを飾っていました。

今日ドイツでは、朝靴下やブーツを置いておくと、中にお菓子やナッツなどのプレゼントがもらえます。どうしてブーツや靴下になったのかも、聖ニコラウスの伝説に基づいています。
そして、今のように25日にプレゼントがもらえるようになったのは、なんとあのマルティン・ルターが仕掛けたからだったんです。それまでは12月6日がプレゼントをもらえる日でした。

ニコラウスは現在のトルコの地中海沿岸にあるミラという町の司教でした、なので司教の服装をし、杖を持っています。
クリスマスについては調べるほどいろんなことが分かって面白いです。ヨーロッパ各地でももちろん違いますが、ドイツだけでも地方や宗派によっていろいろと習慣の違いがあって、本一冊書けるかもと思えるほどです。
ニコラウス(写真:Deutsche Welle)

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