Spezialbrot ・ スペシャルブレッド

Spezialbrot ・ スペシャルブレッド (個性的なパン)

ドイツには個性的なパンもたくさんあり、これらはパン職人の革新的なアイディアから生まれたものが多いと言えるでしょう。使用する粉、添加される材料、あるいはパンの焼き方等にそれぞれの個性を出しています。大麦、オート、トウモロコシを挽いた特製穀物粉を使ったもの、あるいは玉ネギやナッツ類、またヒマワリの種やカボチャの種等の種子やスパイスなどの植物性の材料を加えたものや、牛乳、クワルク、バターなど動物性の材料を加えたパンもあります。また生地製法に特徴のあるSimonsbrot / ジーモンスブロート(ライ麦全粒パンの一種)やLoosbrot /ロースブロート(ライ麦を砕片にしたものから作るパン)や、パンの焼き方に特徴のあるHolzofenbrot / ホルツオーフェンブロート(石釜で薪を使って焼き上げたパン)、Pumpernickel /プンパニッケル、Knäckebrot / クネッケブロート(クネッケ)なども個性のあるパンとして好まれています。複数の穀粒を使ったMehrkornbrot / メアコルンブロート等も人気のあるパンです。また特別なダイエットパンもあり、通常のパンを補うため、あるいはその代わりとして食べられています。

Graubrot / グラオ(=グレー)ブロート

文字通りグレーの色をしたパンのことで、Mischbrot / ミッシュブロート=ミックスパンのことです。サワー・ドゥー(サワー種)あるいはイーストを使って焼かれる小麦粉とライ麦粉のミックスパンは、それぞれの地方・地域、またベーカリーによって、さらにはパンの特徴などによって、いろいろな名称で呼ばれています。例えばLandbrot / ラントブロート、Bauernbrot /     バウアンブロートなどもグラオブロートの仲間です。

Mehrkornbrot / メアコルンブロート

これは複数の穀粒粉を混ぜ合わせ焼き上げたパンのことです。使われる穀粒はそれぞれのパンにより、またベーカリーやパン職人によって異なりますが、主なものにはライ麦、小麦、スペルト小麦、大麦、オート、ソバ、キビなどがあります。三種類の穀粒を使ったものはDreikornbrot /ドライコルンブロ-ト、四穀を使ったものはVierkornbrot / フィアコルンブロート、そしてFünfkornbrot / フュンフコルンブロートは五種類の穀粒粉から作ったパンのことを言います。日本の五穀米ならぬ、五穀パンというわけです。複数の穀粒が混ざることによってパンはより一層味わい深いものになり、また混ぜ合わされる穀粒の種類によってそれぞれ特徴あるパンに仕上がります。メアコルンブロートはいろいろな穀粒の持つ異なった栄養素が含まれているパンとして、健康への関心の高い昨今、ドイツではとても人気のあるパンです。

Pumpernickel /プンパニッケル

プンパニッケルはヴェストファーレン地方出身のパンでその生地の作り方と焼き方に特徴があります。ライ麦を粗挽きにした全粒粉から作られ、濃い焦げ茶色の焼色を持つっています。プンパニッケルは専用のスチームの焼釜で100℃ほどの温度で約20時間焼いて作られます。サラミやハム、またいろいろな種類のチーズをのせたりとオープンサンドにしてもおいしいパンです。

Sonnenblumenbrot / ゾンネンブルーメン・ブロート

ヒマワリの種を使ったパンで、歯ごたえとマイルドな風味がかもし出されています。

その他メニュー
パンの原料となる穀物
Kleingebäck・小型パン
Weizenbrot und Weizenmischbrot・小麦パン、ミックス小麦パン
Roggenbrot und Roggenmischbrot ・ライ麦パン、ミックスライ麦パン
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