パンの原料となる穀物

Weizen / ヴァイツェン(小麦)

製パンの際の必需品である小麦は、ドイツ国内で栽培されている穀物のなかで、最も収穫量の多い穀物です。小麦はパンをはじめとして焼菓子やケーキ類、ミュズリ、そしてその他パスタ等の原料として、さらには小麦胚芽油や酒類などの加工原料にも使われています。 小麦はその硬さからWeichweizen / ヴァイヒ・ヴァイツェン(軟質小麦)とHartweizen / ハルト・ヴァイツェン(硬質小麦)の2種類があり、また栽培時期によって、年の初めに播種をするSommerweizen /ゾンマー・ヴァイツェン(夏小麦)と秋に播種をし、翌年の夏に収穫をするWinterweizen / ヴィンター・ヴァイツェン(冬小麦)に分けられています。その中で、ドイツでは栽培されている小麦の90%以上が冬小麦です。

 Roggen / ロッゲン(ライ麦)

ライ麦もまたパン、焼菓子やケーキ類、ミュズリ、酒類等の原料とされる重要な穀物の一つで、寒冷の気候に強く、またいろいろな土質での栽培が可能な作物であることから石灰質の土壌や砂土質の海岸沿い、さらには低地や中級山岳地帯でも栽培され、ブランデンブルク州やニーダーザクセン州といったドイツ北部の地域で多く栽培されています。 

Gerste / ゲルステ(大麦)

大麦もまたいろいろな土壌での栽培が可能で、寒冷地や高地でも栽培されています。主に、ミュズリ、ポリッジ(粥)、ビールや酒類の原料として使われています。

Hafer / ハーファー(オート)

ハーファーは日本ではオート、あるいはオート麦、または燕麦とも呼ばれている穀物で夏に収穫されます。湿度があり涼しい気候を好む作物です。オートはミュズリやダイエット食品の原料として用いられるのをはじめとして、欧米諸国ではこのオートを圧扁し、オートミールとして牛乳で炊いてポリッジ(粥)にして食べる方法も好まれています。

その他メニュー
Kleingebäck・小型パン
Weizenbrot und Weizenmischbrot・小麦パン、ミックス小麦パン
Roggenbrot und Roggenmischbrot ・ライ麦パン、ミックスライ麦パン
Spezialbrot ・ スペシャルブレッド (個性的なパン)
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