ヴェストファーレン地方のハム

ドイツってソーセージは有名だけど、じゃあハムは?って思う人多いかもしれませんね。もちろんソーセージだけでなく、同じ肉食加工品としてハムもいろいろ作られています。
その一つがこちら、Westfälischer Schinken(ヴェストフェリシャー・シンケン)ヴェストファーレン地方のハムです。ヴェストファーレンはドイツの中部より北の方にあります。
このハムは、塩をすり込んだ骨付きのモモ肉をブナの木で3~4か月低温燻製した後、6~18か月熟成させ、その後骨を取り除きます。骨が付いたままの方がいい味が出るのだそうです。
すでに12世紀にはケルンでもこのハムが取引されていたそうです。ドイツは森が多く、このヴェストファーレン地方でも森の中で豚を飼育していたため、ドングリが豚の主な餌でした。
燻製の風味はそれほど強くなく、程よい旨みと塩味があるので、パンと食べるほか、春にはドイツ人が大好きなホワイトアスパラガスに合わせたり、小さくカットしてカリッと焼いたらスープやサラダのトッピングなどにも使えます。
このハムは2013年にEUの地理的表示保護制度に認定されています。
日本でも売ってますので、機会があればぜひどうぞ♪

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