リンゴワイン(Apfelwein)文化がドイツ無形文化遺産に

ドイツ人が最も消費する果物はリンゴですが、リンゴ酒(Apfelwein)はヘッセン州の名物として知られています。昨日、めでたくこのApfelweinがドイツの無形文化遺産に登録されました。アップルワインそのものだけでなく、リンゴ園から搾汁などの製法、アップルワイン酒場や祭り、アップルワインの酒器など関連する伝統も含めて遺すべき文化遺産とされました。地元の方言ではApfelweinをÄbbelwoiといいます。

アップルワイン(Apfelwein)を楽しむには、フランクフルトのザクセンハウゼンが有名ですね。Apfelweinが飲めるお店にはトウヒのリース(Fichtekranz)がぶら下がっています。一緒についている陶製の甕のようなものはBembelといい、これにアップルワインを入れます。


グラスも普通のワイングラスとは違い、脚のない縦長グラスです。別名Geripptesといい、「肋骨状のもの」といった意味になります。表面が網目状の凹凸があります。昔は手でものを食べていたので、べとついた手でグラスを掴んでも滑りにくくするためだそうです。


ドイツユネスコ協会の登録リンクはこちら(ドイツ語)

この記事を書いた人